December 14, 2008

わかる経済の話(韓国旅行はなぜ安くなった?-金融危機と円高)

〔韓国旅行がなぜ安い?〕
 原因は円高とウォン安ですが、ではなぜ?その答えを知るには、金融危機と世界経済を知る必要があります。素人の私が説明する“誰でもわかる経済の話”です。(間違ってたらごめんなさい)
〔金融危機〕
 アメリカの経済は'99年頃から下降していたのですが、決定的に表面化したのは、2008年3月、サブプライムローン問題(低所得者が借金して家を買ったのだが景気後退で返却できなくなった。さらに資産価値が下落し売れなくなった)でベアー・スターンズ社が経営危機になり公的資金で救済したのが始まりです。その後数社が同様に救済されたのですが、リーマン・ブラザースの経営危機に至っては個別救済されず経営破綻をしました。
〔景気の悪化〕
 金融危機は、車などのローン金利アップ、銀行の貸し渋りとなり、個人消費の落ち込み、物が売れない。設備投資の中止。と連鎖し金融業だけでなく製造業にも波及し雇用悪化・失業率上昇となり急激な景気悪化となりました。
〔世界への波及〕
 米国は世界経済の中心ですから、欧州の資金や産油国の原油高から生まれた利益が米国に投資されていたのです。米国の金融機関の不良債権は、そこに投資していた金融機関の経営危機につながります。欧州は米国金融機関の4~5倍の不良債権を抱えているといわれています。また、ドバイ、サウジアラビアなどでは、原油価格が1/3まで下落し、利益減少より不動産価格の下落、不良債権化、金融機関の貸し渋りと発展し、企業活動に十分な資金が回らなくなりました。その中で日本は、バブル以降リスクの高いものには手を出さなかった事より比較的損失は少なかったのですが、輸出企業には大打撃でありトータル的に日本経済全体の悪化となっています。
〔オイルマネー〕
 原油価格の高騰は、日本の利益が産油国へ流出します。(ドバイの超高層ビルやパーム・アイランドやザ・ワールドの人工島をスゴイと思わないで!実は、僕やみんなが作ったのですよ。この夏185円/Lでガソリンを入れたうちの数%、それ以前のガソリン代の数%はこの建設費となったハズです) この原油の膨大な利益(=オイルマネー)の多くはアメリカの国債に大量投資されたのです。そこで危険な金融機関から資金を回収し、世界で比較的安全な日本に投資を始めたのです。これが円の独歩高の引金です。その反対に、韓国にはこれまで膨大な資金が投資されており、世界中から資金を同じ比率で回収したとしても、韓国からは莫大な資金の回収となり、その結果ウォン安となります。ドル安やユーロ安も同様と見て良いでしょう。

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December 01, 2008

教えて学ぶ 

 新人を指導する。まったくの新入でなくても、入社2~2年目の若い社員、あるいはベテランになると10年選手も教える機会はあるでしょう。
 書類ひとつとっても、まったく意味不明の人(日本語がわかっているの?)。文脈はそれなりにできても誤字だらけ(PCのお陰で日本語変換に失敗したことに気付かない!)。隣の席からメールで報告する。やってますと自信ありげだが結果はピントはずれ(最初に確認する!報連相のコミュニケーションができない!)・・・
 うんざりするのだが、よく考えると、昔は自分もそうだったハズだ。他人の間違いを見て、昔の上司の気持ちがよく判る。昔は書類ひとつ作るのにも苦労したものだ。誤字脱字もいっぱい書いた。悪い報告は、し辛かったし、ピントはずれの結果報告で遣り直しも山のようだった。人に教えて初めて、きちっと書くことの大切さが分かる。人に教えて初めて、コミュニケーションの大切さが分かる。教えてもらう事は自分の成長に欠かせない。が、教えて初めて、本当の大切さに気付く事はいっぱいある。
 OJTや職場コーチ制度など、呼び方は企業によって違うが、先輩が後輩を教えるのは、実は、先輩の勉強の場でもある。教える人が、きちっと解ってないと教えられない。自分の喋りや仕事の仕方が正しかったか?客観的に見詰め直す機会になる。他人の視点で考える訓練になる。相手のレベルに合せてブレークダウンするには、それなりの技量がいる。
 相手に緊張させ過ぎず。感情的に怒らず。叱れば褒める。説教の後には冗談も必要だ。良い例え話のネタも準備する必要もある。・・・と考えれば、自分の人間性を高める修行だ。“教えることが自分の成長になる。”とは上手く言ったものだ。

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November 27, 2008

叱咤激励

 「叱られないことを寂しいと思えッ!~(宇津木魂)」という記事があった(日経ビジネスオンライン2008.10.29)。あの女子ソフトの宇津木妙子さんの「宇津木魂―女子ソフトはなぜ金メダルが獲れたのか」という本の朝山実氏の評論だった。
 少し引用させてもらうと、
『当然指導者として何をするべきかを書いてある。必要なのは、緊張感を保つ事。選手を平等に扱う事の2点とある。勝てば官軍の現代の風潮のなかで、きちっと叱らなければ緊張感が薄れていく。だらけた行為を放っておくと伝染する。必ず安易な方向に汚染していき気がついたときには、もう戻れなくなっている。だらしない行為を野放しにするチームは決して強くはなれない。などなど、チームでなくても通じるところがある。』
 他にも、弱小チームの監督になったとき、食堂の壁に「挨拶、時間厳守、整理整頓」と紙を貼る事から始めた逸話など、私たちの会社や家庭でも通じるところがある。
 ただ漠然と練習を積んでも何も身につかない。必要なのは、緊張感と集中力。それを維持させる為に、鬼監督はあれこれ頭を使う。人間くさい駆け引きが面白いと結んでいる。
 会社人間になって30年以上、その間、ずっと叱られてきたようなものだ。上からも下からも突っつかれる中間管理職。宮仕えは大変なのだけれども「叱られるほど 大人になれる。」と思えば、有り難い“叱咤激励”に聞こえるものです。尤も、叱られ慣れして打たれ強くなった人や、流れに任せる遊泳が得意な人には、効き目が無いかもしれませんが・・・。日頃怒声に耐え忍んでいる(発している?)ご同輩諸氏殿、いかがでしょうか?

PS.日頃怒声を発しているご同輩諸氏殿には、こんな手もあります。→6秒間の沈黙(2008年3月11日みてみてコラム)

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November 18, 2008

ザルに水を盛る

 いくら聞いても、いくら勉強しても、私の頭はザルのごときで直ぐに忘れてしまう。と思っているあなた。心配いりません。皆似たり寄ったりですよ。竹で編んだザルに水を注ぐと、隙間から漏れてしまうのは当たり前。ザルに水を一杯にするには、水の中にザルを漬けてしまえばいいのです。つまり、何度も何度も同じことを聞くなり、繰返し何度も勉強すればいいのです。継続は力なり!

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November 14, 2008

感謝の一礼

 一生懸命努力して、優勝した。血のにじむ努力をして勝ち取った。当然「私が頑張ったから一番になった」と喜ぶのは良いのですけれど。一番になった成功体験が響いて、その後ダメになる人も多いものです。一番になれたのは、当然努力もあるのですが、支えてくれた人が必ずいたことを忘れてはいけないのです。その人達がいたからこそ運がついてくるものなのです。
 ある日本の登山家が、外国の未踏峰の山に登ったとき「我自然を征服せり」と叫んだそうです。ところが一緒に登った現地のシェルパは「自然が登ることを許してくれた」と大地に感謝したそうです。マラソンのテレビ中継を見ていて、清々しく感じるのは、選手がゴールした後、コースを振り返って一礼する場面があります。柔道でも、音楽でも何でも、躾の行き届いたチームでは、自分たちの練習場から一礼して下がるのが礼儀です。理由は簡単です。自分が強い!と天狗になるのではなく、「一番にして頂いた」「ゴールさせて頂いた」「練習させて頂いた」ということに感謝しているのです。感謝することで、自分ひとりの力ではなく、支えてくれた人々皆の力であり、幸運の力を呼び込めるのです。ですから、この次もと頑張れるのです。

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November 03, 2008

サイゼリヤとものづくり

 「サイゼリヤ 独り勝ちの研究」(日経ビジネス2008年10月27日号)という記事があった。10月20日には、中国に製造委託していたピザ生地にメラミンが検出された事で話題になったばかりだが、冬の時代といわれる外食産業。業界を長年引っ張って来た「すかいらーく」「デニーズ」「ロイヤルホスト」は業績不振にあえぐ中で、サイゼリヤはダントツの営業利益率(8.9%)と営業利益を誇る。そのモットーは「楽量早安」化。その極意の例は、
〔その1〕関節と筋肉の動きをできる限り少なく。
〔その2〕半調理済みで届き、仕込みいらず。
〔その3〕作業はまとめて効率的に。
など・・・ 楽に作業ができ、量がこなせて、素早く、安くお客様に料理を提供できる創意工夫が山のようにある。びっくりすることに、厨房に包丁が無い。
 ところで、この話の単語を少し変えると、外食産業でなく、製造業そのものに当てはまる。製造業の工場における「ムダ取り」や「カイゼン」の取組みそのものだ。常にカイゼンを続けるから、業界のTOPの業績を残せる。提供する料理がヒットすれば、同じメニューを他が真似る業界で、カイゼンが継続できなければ淘汰されるのも事実。以前にこの「みてみてコラム」でも紹介した、
(1)「永遠に未完成(2005.3.3)」:東京ディズニーランドが人気を保てるのは、常に新しいアトラクションを作ることで、また行きたいとリピーターが増えるから。
(2)「感謝に敵なし、反省に終わりなし(2006.2.16)」:秋保温泉街の小さな食品スーパー「主婦の店さいち」が繁盛するのは店のおばちゃんの工夫と「感謝に敵なし、反省に終わりなし」という印象的な言葉があるからこそ。
を見ても明らかだ。
 日々努力!は大切なのだが、ガムシャラにやれば良いというものでもない。よく考えることだ。野球で2-3のカウントで、来た球を力任せに引っぱたくのも良いかもしれないが、配球を読み、次に来る球を予想し対処する事も必要だ。失敗をなくし、最短距離で到達する方法を考えれば、効率よく物事が運べる。

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October 23, 2008

休日の楽しみ

 折角の3連休のうち、2日が出勤になったらどうしますか?
 あれもこれもしたいと予定を入れていることでしょう。「あ~折角の休みが・・・」と思っても良くなるわけがありません。それより気持ちを切替えて「休みの一日を目一杯楽しもう」と考えると、気持ちも晴々・ワクワクしてくるものです。思い悩んでメンタルなダメージを積み重ねるより、残った休日を充実させた方が精神的にも健康にも良さそうです。
 朝6時、朝食前に近くの公園までジョギング。朝一番は空気も澄んでいて爽やか。シャワーを浴びて、たっぷり時間をかけて休日の朝食を楽しむ。午前中に買い物や整理を済ませ、午後からは友人や家族とお喋り、夜はお酒を片手に、読書やお気に入りの音楽を聴く・・・考えただけで、楽しくなりそうですね。
 実は最近の3連休で同様の事があり、たった1日の休みを朝から晩まで有意義に過ごせて、逆に得をした気分になりました。要は気持ちの持ち方次第ですね。
 “なくしたことを悔やむより、今あることを楽しもう”
 “できない事を悔やむより、できることを考えよう。”
 “前向きに考えれば道は開ける。”

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August 15, 2008

「無」の話

 「無」のつく熟語は沢山ある。
 朝の朝礼で、頭が十分回転しない状態で、人の話を聞いているフリをしているが、実は何も聞いていない「無想」の状態。実は「無念無想の境地」(一切の心の迷いを離れて無心になる事)といった良い意味で使われるのだが、「無」の付く言葉には、あまり良い意味のものは少ない。
 朝礼は、話の内容と同時に、みんなの前でしゃべる訓練をしている。ですから、話す人は元気よくしゃべる事が大切だが、聞く人は聞く努力をすることも大切で、聞こえないのでなく、聞く気持ちがない。これが「無関心」(主体的に取組む気持ちがない)。人ごとでなく自分もグサリとくるのだが・・・
 単なる辞書の意味でなく、味わいのある意味が隠れているのも「無」熟語には多い。上の2つ以外でも、「無関係」(関係を認めようとしない)。「無恥」(恥を知らない。厚顔無恥。とかが辞書の意味だが、恥と認識する道徳観念が欠けている)。など、昨今の不祥事を連想する意味がある。
 日本語は、曖昧なところがあるが、じっくり考えると、面白い意味が隠れているときがある。一時期、速読とか粗筋本が流行ったが、じっくり読んで、言葉を味わうのも、面白いものです。

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June 04, 2008

全国安全準備月間

 安心した頃に事故は起こる。
 サッカーでのロスタイムで逆転負け!ハイキングの午後3時。アクビのでる頃の車の運転・・・
 疲れてくると注意散漫になりがちです。何事も緊張しているときは、失敗もなく事故もなく無事に事を進める事ができるのですが、もう少しでゴール!ここまでくれば大丈夫!といった頃に、緊張が解け、問題が起こりやすいものです。
 この事は、昔から変わっていないようです。680年前の吉田兼好の「徒然草」の第百九段でも、高い木に登り枝を切る作業で「高所では危険を感じ気を張っているが、軒の高さぐらいになるとつい油断して間違いを犯しやすい。」すなわち「山場を越し緊張が解け油断したときが危ない。」と言う事が書かれています。現代の全労働災害の2割、死亡災害の1/4は、墜落・転落災害。転落死した高さを見ると高所ばかりでなく、1メートルそこそこの高さもあります。
 毎年7月1日より1週間は「全国安全週間」。6月の1ヶ月間は「準備月間」として、あらゆる業種の全国の事業所が安全衛生の向上に取組む期間です。この機会に、家庭でも安全点検は如何でしょうか。
「ほっとした 安心のあと 落とし穴」
(参考)2008.5.30「S社安全衛生ニュース」

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March 26, 2008

もしも世界が100人の村ならば

 元世界銀行本部人事カウンセラーの中野裕弓さんのオフィシャルサイト(http://www.romi-nakano.com/index.html)より
 “アメリカの友人から送られてきたメールを日本語に訳して配信したことから広がった「100人の村」。現在は小・中学生の教科書でも取り上げられているそうです。” 2001年に朝日新聞の「天声人語」にも取り上げられており、既にご存知の人も多いとおもいますが、良い話なのでそのまま紹介させて頂きます。

〔もしも世界が100人の村ならば〕
もしも今日がついてない一日だと感じたあなたも、これを読んだら現実が違って見えるかもしれません。

もし 現在の人類統計比率をきちんと盛り込んで、全世界を人口100人の村に縮小するとしたらどうなるでしょう。

その村には・・・・
  57人のアジア人
  21人のヨーロッパ人
  14人の南北アメリカ人
  8人のアフリカ人がいます。

  52人が女性で
  48人が男性です。

  70人が有色人種で
  30人が白人

  70人がキリスト教徒以外の人たちで
  30人がキリスト教徒

  89人が異性愛者で
  11人が同性愛者

  6人が全世界の富の59パーセントを所有し、その6人ともがアメリカ国籍

  80人は標準以下の居住環境に住み
  70人は文字が読めません
  50人は栄養失調で苦しみ
  ひとりが瀕死の状態にあり、ひとりは今、生まれようとしています
  ひとり (そう、たったひとり) は大学の教育を受け
  そして ひとりだけがコンピューターを所有しています

もしこのように縮小された全体図からわたしたちの世界を見るなら、相手をあるがままに受け容れること、自分と違う人を理解すること、そして、そういう事実を知るための教育がいかに必要かは火を見るより明らかです。

 また、次のような視点からもじっくり考えてみましょう。

もしあなたが今朝、目覚めた時、健康だなと感じることが出来たなら… あなたは今週生き残ることのできないであろう100万人の人たちより恵まれています

もしあなたが戦いの危険や、投獄される孤独や、獄門の苦悩、あるいは餓えの悲痛を一度も経験したことがないのなら・・・・・ 世界の5億人の人たちより恵まれています

もしあなたがしつこく苦しめられることや、逮捕、拷問または死の恐怖を感じることなしに教会のミサに行くことが出来るなら・・・・ 世界の30億の人たちより恵まれています

もし冷蔵庫に食料があり、着る服があり、頭の上には屋根があり、寝る場所があるなら・・・・
あなたはこの世界の75パーセントの人々より裕福です

もし銀行に預金があり、お財布にもお金があり、家のどこかに小銭の入ったいれ物があるなら・・・・・ あなたはこの世界の中で最も裕福な上位8パーセントのうちの一人です

もしあなたの両親がともに健在で、そして二人がまだ一緒なら・・・・・それはとても稀なこと

もしこのメッセージを読むことができるなら、あなたはこの瞬間 2倍の祝福を受けるでしょう。なぜならあなたのことを思ってこれを伝えている誰かがいて、その上、あなたは全く文字の読めない世界中の20億の人々よりずっと恵まれているからです

昔の人がこういいました。 わが身から出づるものはいずれわが身に戻り来る、と。

   お金に執着することなく 喜んで働きましょう
   かつて一度も傷ついたことがないかのごとく人を愛しましょう
   誰も見ていないかのごとく 自由に踊りましょう
   誰も聞いていないかのごとく のびやかに歌いましょう
   あたかもここが地上の天国であるかのように 生きていきましょう

このメッセージを人に伝えてください、そしてその人の一日を照らしてください。

アメリカの友人からのメッセージ 3.2001  
作者不詳          訳 なかのひろみ 』

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March 12, 2008

6秒間の沈黙

 心理学で“6秒ルール”と言うのがある。
「人間は感情の動物だ」という言葉がある通り、誰でも“カッ”となる時があるのだが、そのピークに達するのは原因があって3秒後。その後すぐに引き、6秒後には落ち着いてくる。最初の6秒が“情動(感情)”と言い、それ以降が“気分”と言うそうです。
 つまり何らかの原因でキレそうになった時は、6秒我慢すると後悔しない対応ができる。「あの人は、よくできた人物だ」と言われることになる。そこで、
<カッした感情をcutするポイント>
・ 感情的になった瞬間に“6秒間の沈黙”
・ 花の名前を6つ言う「さくら、うめ、ぼたん、きく・・・」
・ 美人の名前を6人言う「さゆり、もえ、ゆきえ・・・」
・ 食べたい料理を6つ言う「天そば、にくじゃが、ぶり大根・・・」
どうですか?心が安すまってきたでしょ。(その前に笑ってしまった? このヤロウ!と思って、サクラ・ウメ・・・と言ってる自分を想像すると)

そうそう、インターネットに文章を書く場合も、原稿を作ってから、少なくとも1日、時間がなければ30分でも寝かせておく。投稿前に再び読み直すと、冷静になれるので文章が良くなります。誤字も修正できるし“洗練”ですね。

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January 17, 2008

中国の心に残る話

 日経ビジネスオンラインの2007年記事別年間総合ランキングで第1位となった記事は「“宋文洲の傍目八目”『捨て子の少女の死と、脱・格差社会のもと』である。涙を誘う美談であった。そっくり掲載は出来ないので、あらすじを紹介させて頂く事にする。(イッキに読んで下さい。今回は、私のコメントもつけません。)
 1996年11月、中国・四川省の寒村。若い未婚の極貧の男性農夫が捨てられた女の赤ちゃんを見つける。「私と同じ、貧しい食事を食べてもいいか」と呟き、その子を育てる事にする。極貧のなかで小学生になると一生懸命働き、聡明で可愛い子供に育った。
 2005年6月、そんな平和な家庭に不幸が訪れる。少女は鼻血が止まらず、足にも赤い斑点が出た。急性白血病だった。治療には30万元(日本円で400万円。中国の所得は日本の1/20の時代で8000万円程度相当)掛かる。とても払える額でない事を少女は知っていた。少女は「捨てられた時にそのまま死んでいたのかもしれない。死なせて」と懇願する。父は「家を売るから大丈夫だよ」と言う。しかし少女は、家を売っても1万元にしかならないことを知っていた。
 6月、少女が、読み書きできないお父さんに代わって「私は娘への治療を放棄する」との書類を病院に出す。それを知った父は、病院の片隅で泣き崩れる。捨てられたうえ貧しい暮らしの連続で、8歳になっても靴下さえ履いたことがない。そんな娘を救う事が出来ない自分を恨んだ。
 家に戻った少女は、入院の前と同じように働き続ける。そして1つだけ父に、おねだりをする。「新しい服を買って一緒に写真をとって」
自分は、勤勉で、可愛く、綺麗好きな娘として記憶に残して欲しい。「これで、いつでも綺麗な自分を思い出してもらえる」と。
 病気は心臓にも及び始め、少女に死が近づいたころ、ある新聞記者がこの話を聞きネット上で記事にした。少女の話はたちまち中国全土に広がり僅か10日間で70万元(約1050万円)の寄付が集まった。少女の命にもう一度希望の火が灯された。
 化学療法が2ヶ月続く。何度も生死をさまようが完全回復も期待できた。しかし・・・
やはり化学療法は病が進行し衰弱していた少女の体には無理であった。自分の余命を感じた少女は、新聞記者に遺書を渡す。そこには彼女の死後の願いと人々への感謝の言葉で埋め尽くされていた。
 8月22日、少女は静かに逝きました。父は冷たい娘をいつまでも抱きしめて涙を流した。インターネット上も涙に溢れかえり、斎場の外まで人で埋め尽くされた。
 少女の墓標の正面には彼女の微笑んでいる写真があり、写真の下には「私は生きていました。お父さんのいい子でした」とある。墓標の後ろには彼女の生涯が綴られてあり、その最後は「お嬢さん、安らかに眠りなさい。あなたがいれば天国はさらに美しくなる」と結ばれている。
(参考)日経ビジネスオンライン2007.1.25「捨て子の少女の死と、脱・格差社会のもと」(宋文洲)

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January 12, 2008

“笑う門には福来る”

 “えべっさん”一番福をとろうと走るニュースが毎年TVで放送されている。
「笑う門には福来る」のことわざは英語でも「Laugh and grow fat(笑って太れ)」と言う。ダイエットを心掛ける人には“fat”は気になるのだが、「笑い上戸にガン少なし」とも言われる。「笑いは人の薬」「笑う顔は打たれぬ」「笑う顔に矢立たず」「笑顔の家には貨宝集まる」「笑って損した者はなし」・・・と笑いに関する言葉は沢山ある。
 医学的にみても、健康維持に役立つ事が分かってきたそうだ。まず、ストレスを笑い飛ばす効果。さらに大病を防ぐ体の免疫力を高める効果。中でも白血球の中の「ナチュラルキラー細胞」が笑いによって活性化され、ガン細胞の発生や細菌感染の防御に威力を発揮するそうだ。
 この効果の議論はさておき、確かに笑いによって憂鬱になる事はないのは衆目の一致する意見だろう。年齢と共に、会社や家庭や社会で重責を任されるにつれ、笑う場面が少なくなっていくものだが、機知に富むジョークは、自分も周囲の人も楽しく幸福にする。“おやじギャグ”とか言われて“笑いを取る”発想も年々細っていくのだが、“笑いの心”は確り持ち続けたいものだ。
(参考)日経ビジネス2008.1.14号「健康格言『笑い上戸にガン少なし』」(志賀貢=医学博士)

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January 09, 2008

名人の心構え

 「プロフェッショナル 三ツ星に輝くすし職人」(1/8 NHK総合TV PM10:00~10:45)という番組があった。日本を代表するすし職人小野二郎さん(82歳)の話。寿司職人として「現代の名工」に選ばれ、あのミシュランガイド東京版で三ツ星に輝いた。その小野さんを三ツ星に決まる前から密着取材して名工の仕事ぶりを映し出す。
 小野さんが普段使っている道具は、毎日掃除をし新品のように美しい。それが寿司の味に関係するかと言えば“ノー”だろう。しかしそれを大切にする心が、名工の技となっているに違いない。さらに私達が目にするのは華麗に握る場面だが、その前に細やかな仕込み作業が続く。すしの味はこの仕込みとご飯の出来で決まる。
 「仕事の9割はお客さんの見えないところで済んでいる。」と小野さんは言う。寿司を握る前には既に9割の仕事が済んでいる。お客さんが見るのは最後の1割だ。しかし見えない9割が出来ていないと旨い寿司は握れない。どんな仕事でも、見えないところを誤魔化してはいけない。たとえ誰も見ていなくても、それを誤魔化すと、つい手抜きになり仕事が荒れてくる。見えない9割を大切にする心は、必ず伝わるものだ。
 流れるような手捌きは「二郎握り」と呼ばれる。不器用だった小野さんが人の3倍も4倍も努力して見つけた握り方だ。82歳になる小野さんだが、現役で店に立ち続けるために、毎日40分歩いて店に向い、外出時には指を保護するために夏でも手袋を欠かさない。その心構えには、どんな仕事にも通じる名人の説得力があった。
(参考)NHK総合TV 2008.1.8「プロフェッショナル 三ツ星に輝くすし職人」。日経ビジネスオンライン2008.1.8「9割の見えない仕事を突き詰める」より

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November 22, 2007

競争ではなく競走を

P00018 品質管理で有名な西堀栄三郎博士には「西堀かるた」というものがある。いろはに・・・の順で、味のある言葉が並んでいる。その中の「き」に「競争でなく 競走を」という名言ある。
“競”の字は、見ての通り2人が走っている場面を表している。オリンピックで金メダルを目指すのは“競争”ですが、物作りや人生は“競走”なのです。「一緒に努力して共に良くなろう。」私の様に健康のために始めたマラソンも“競争”ではなく“競走”なのでしょう。「一緒に走って健康になろう。」もっと判り易くすれば“協走”か“共走”です。「一緒に走って楽しもう。」(もっとも上位を狙えるほどの実力は皆無ですけどね・・・)

PS.今日は11月22日「いい夫婦の日」です。夫婦も“競走”ですね。「一緒に助け合って一緒にいい人生を築いていこう。」

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August 01, 2007

高品質の農作物の話

 海外からの農作物の輸入品に、MADE IN JAPANの農作物が押されている。一番の理由は、やはり価格が安いことだろう。しかし食の安全性や環境問題など消費者の意識が高くなった今、それだけではない。国産品の味が落ちていないだろうか。旬を無視した栽培が無理を生み、味を落として無いだろうか。夏には夏野菜があり、栽培にも植物に適した土や気候がある。当然、生産者の高い品質の農作物を作る工夫が必要だ。それに、高い品質の農作物を適切な価格で販売するシステムがいる。
 農産物の直売場は全国各地にある、複数の農家が同じ物を出展した場合、売れ残りは困るので、100円でトマトが出展されていると、95円と値付けしたくなる。お客に値引きを要求されると値引きしてでも売りたくなる。値引き合戦の始まりであり、その結果安いものを作るために品質を問わなくなり、手間隙を掛けずに手っ取り早く生産量を上げる手段として、農薬の大量使用となる。その結果、さらに安い輸入品に駆逐される。悪循環である。
 つくば市にある小さな直売場が農業関係者の注目を集めている。集客力はもとより、生産者の売上が増加している希有な市場である。ここのルールは、値付けは最初の出展者がトマト100円とつけると、次の出展者は同じかそれ以上つけるルールがある。お客は会員制で最初に1000円の会費を払う。買い物ごとに10%のポイントをつけ、一定ポイントたまるとサービスが受けられるルールと値引きはしない。当然値段は、地域のスーパーなどより高くなる。主旨を理解できる人だけを対象にする戦略である。ところが、最初会員300人でスタートしたが、今では1万1千人を超える。成功の理由は、価格を下げないことで、出展者は品質を上げる工夫をし始めた、同じ値段なら味で他を上回っていなければ買ってもらえない。品質とは技術である。出展者が競って技術向上に努めた結果、美味しい農作物が並び、高い価格でも十分商売が成立している。
 従来の流通機構に捕らわれない、時代に応じたビジネスモデルを作ることで、再生できることを示している。農業に関わらず、従来の考え方に固執しないで、世の中の流れに乗ったモデルを作れば、流れは変わる。
(参考)日経ビジネス2007.7.30号「小さなトップランナー みずほ(農業直売所の運営) 儲かる農家を育てる直売所」より

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July 31, 2007

安全で安心な食物

 6月1日に、QPマヨネーズの500gタイプが319円から350円に17年ぶりに値上げとなった。9月には、日本ハムのシャウエッセンが価格据置で7本入りを6本にし実質値上げすると言う。このところ、食料品はじめ、色々な物が値上げされつつある。理由も色々あるのだが、一説には、トウモロコシの価格急騰だと言う。そのお陰で、大豆畑がトウモロコシ畑に替わり、こちらも需要が逼迫。さらに家畜の餌となっていたトウモロコシの急騰のお陰で、畜産農家の採算が合わなくなり養豚など縮小する農家が続出したため食肉価格も値上がりする事態となったそうだ。ところが6月後半にトウモロコシ価格が急落した。
 今年になって、バイオ燃料の話題が豊富になり、日本でも東京圏でエタノール入りのガソリンが試験販売されたそうな。このエタノールの原料がトウモロコシ。昨年9月、オーストラリアの旱魃による小麦の不作がきっかけで、投機マネーがトウモロコシの買いポジションを増やしたのが始まりといわれている。更に、今年の1月にブッシュ大統領は一般教書演説で、ガソリン消費量を減らすため「エタノールなどの代替燃料を2017年までに350億ガロンに増やす」という目標を掲げ、更に高騰した。“エタノールバブル”である。
 しかし、現在は、農家が作付けを増やしたため、需要逼迫懸念が薄らぐと投機熱も下降気味となった。
 元々投機筋では穀物が投機対象とされてきた。しかし、本来食物は人の生活の基本であり投機対象にするべきものでは無いハズである。安全な食物を安定して供給できる体制こそがあるべき姿のハズである。そのためには、“作物がどのように作られ、どれだけ丹精込めて作られたか”と言った「農業の見える化」が必要である。昔と違ってITが発達した現代では夢物語ではなくなるに違いない。
(参考)日経ビジネス2007.7.16号「時流超流「穀物バブル」崩壊の兆し」より

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July 28, 2007

プレミアムビール

P00031 プレミアムビールと言えば、サッポロ“エビス”が定番だ。ところが今年の夏は“だった”になるかも知れない。と言うのは、サントリー“プレミアムモルツが、エビスを猛追し、トップが入れ替わる勢いである。
 では、本当に、美味しい究極のビールはあるのだろうか?
山梨県清里に、八ヶ岳ブルワリーがある。そこの醸造長の山田一巳氏は、キリンの横浜工場で、約40年間職人としてビール造りに携わった人だ。その人が定年後、八ヶ岳の醸造長に就任した。
 ある時、テレビ局の取材を受け、
「究極のビールは?」
勿論、「私の作ったデュンケル(オールモルトの濃厚なタイプ)です。」と営業用に答える。
しかし本当の所は、とても究極のビールなど造れないそうだ。どれだけ造り続けても、ビール造りにゴールは無いという。発酵とは、酵母の力で、アルコールと炭酸ガスに分解することであり、酵母のご機嫌をとって気持ちよく仕事をしてもらっている様なもの。生き物と会話しながら向き合うアナログな作業だという。
 世の中、コンピュータを使ったデジタル時代なのだが、現場は、泥臭い職人(体裁良く言えばマイスター)の世界である。
 アナログ時代からデジタル時代への変換を支えてきたベテラン技術者が、新入社員のご機嫌を取りながら、四苦八苦している姿が浮かんできて、ひとごとではない気分である。反抗期の子供を抱えるお父さん、今宵は、酵母と匠の技に感謝して、旨いビールのアワと会話してみませんか。では、一歩お先に、ゴクッ!
(参考)日経ビジネス2007.7.30号「有訓無訓 生き物と対話する難しさ ゴールない奥深さ痛感」より

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July 27, 2007

ストレスに潰されないコツ

 働き盛りの30代から50代で、うつ病などのメンタルヘルス面での障害を持つ人が増えている。
 日経ビジネス2007.7.23号の話だが、49歳になるE氏は、身内の死、異動、子供の受験、家の購入、客との折衝・・・と、数多くのストレスにも負けずに働き続けてきた。E氏の話では「まるで皿回しのように、どこかの皿が落ちそうになると、飛んでいっては回し、別のものが落ちそうになれば飛んでいってテコ入れする。まさに綱渡りの連続だった。」いつ、鬱病になってもおかしく無い状態なのだが、それでも続けられた理由を尋ねると「100%完全に回そうとしないことですね。1つの皿にこだわると、ほかの皿が落ちるんですよ。だから合格点より少し上の60%、70%回したら、すぐ次に行くんです。」と言う。「仕事も、家庭も、遊びも、どれか1つでも固執しちゃうと、ほかのものが潰れちゃいますよ。」
 最近、E氏の会社の採用試験で求められるのは、「好きなことに100%の力を出し切れる人より、自分の嫌いなことや不得手な分野でも、必ず平均点よりやや上の成績を出せる人間」という。
 そういえば、最近話題の本では、渡辺淳一の「鈍感力」というのがありました。昔、社長になる確率の多い血液型はB型で、A型は几帳面すぎてダメだという説もありました。A型の人は、几帳面でいい仕事をするのですが、几帳面な性格が災いして多くのストレスに対応できないのかもしれません。皆さん、ストレスの多い現代社会です。ほどほどにして上手く乗り切りましょう。
(参考)日経ビジネス2007.7.23号「心と体 心のクスリ ストレスに潰されないコツ」より

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July 25, 2007

失敗を楽しむ

 砂漠の植物は、めったに降らない雨の後、猛然と芽を出し花を咲かせ、一面が美しいお花畑となり、種を散らし、めったに降らない次のチャンスを待つ。
 干ばつに強い植物は、その時なりにやるべきことをきちっとしている。立派な葉や美しい花を咲かすことはできなくても、その時のチャンスを活かすために、地下の目に見えないところで根をはわしている。
 成功ばかりしていると、それに満足してしまう。逆に失敗を続けると、現状ではダメだと一生懸命変えようとする。一種のハングリー精神である。成功する人は、2回や3回の失敗で諦めるのではなく、100回やれば99回失敗し、そこから何かをつかむから成功するのかもしれない。99回の失敗を楽天的に楽しめるメンタリティーがある。
 7月24日の夜にNHK総合テレビのプロフェッショナルという番組で、アイガモ農法の古野隆雄さんの挑戦の話が放送された。確か、アイガモ農法の挑戦については、以前に放送があったと思う。今回は、それ以降の挑戦で、
「アイガモは、田の雑草のヒエを食べないと言われているが、本当は食べるかもしれない。」「乾田直播(かんでんじかまき)と言って、乾いた田んぼに直接種を撒く事で、苗作りや田植えなどの重労働を省くことができる。」
などの農業実験を個人で挑戦している。ヒエの実験も、乾田直播も今年の実験は失敗であった。50歳を過ぎた古野さんのコメントは、「あと十数回は挑戦できる。この間に何とかすればいい。」であった。これまで失敗の連続であっても、笑って失敗を楽しんでいるようであった。
雨が降らない。日照りが続いて、田植えの時期を遅らせすぎると収穫も落ちる。しかし古野さんは、そのお陰でジャガイモが大きく成長し沢山の収穫ができたことを喜ぶ。逆境のときや、上手くいかないときに何を考え何をすべきなのか。答えがここにある。
 古野さんは、九州大学の農学部出身だそうだ。有吉佐和子の「複合汚染」という小説で農薬に頼る農業にショックを受け、農薬を使わない農業に挑戦し失敗の連続ののち、アイガモ農法を確立した。田んぼの中に合鴨を放し雑草や害虫を食べさせ、更にその糞が稲の肥料になる。農薬を使わずに稲作を行うには膨大な格闘が必要となる。その常識を覆した農法は、いま世界で急速に広がっている。古野さんは、スイス・シュワブ財団が選出する「世界で最も傑出した社会起業家」に、日本人としてただ1人選ばれている。
(参考)2007.7.24 NHK総合テレビ「プロフェッショナル(農家・古野隆男)?」
    日経ビジネスオンライン2007.7.24「楽天的に『失敗』できる人」(茂木健一郎)

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June 24, 2007

野のルビー

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6月の雨と夏至の光をもらって
赤く染まりはじめました
夏のご馳走です。

真っ赤なプチトマト
幹の近くより順番に熟していきます
毎日一つづつ、サラダの上に乗せれば
立派な野の宝石です。

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June 13, 2007

初夏の輝き

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HPトップの写真を更新しました。

6月の鶴見緑地
雷雨一過
青空に夏の雲
若葉に初夏の光が輝いています

夏の陽射しをたっぷり受け留めて、深緑に成長していくのでしょう
頑張れ、若葉達
頑張れ、夏の子供達

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April 14, 2007

日本酒と戦略の話

 商売の戦略には2通りある。強者の戦略と弱者の戦略。つまり強者は、その強みでNo.1を目指し物量で攻めまくる。弱者の場合は、同じ戦略をとれば必ず負ける。そこで強者が狙わないニッチな領域を攻める。そこで力をつけメジャー領域を狙えばいい。商売に限らず成功を収める人は大抵この法則に沿っている。
 埼玉県に、神亀酒造という田舎の造り酒屋がある。日本酒の人気が落ちる中、急速に評判を上げた蔵元である。
 日本酒の歴史は、もともと純米酒が本当であり蔵の数だけ個性があった。しかし戦時中の物資不足の折に醸造用アルコールが加えられた。しかも戦後の混乱期も酒税収入を確実にするために政府によって奨励され定着化した。しかも製法が機械化され近代化されている。例えば、先日、三重の蔵元見学のおり、積み上げられた酒粕を発見!ところが大手酒造メーカーではオートメーション化により酒粕を作らなくなり貴重になってきたという。
 神亀酒造が注目されたのは、1987年に日本で初めて蔵の酒すべてを純米酒に切替えたことにある。当然、業界の常識を破ったわけであり、周囲から相当のいじめを受けたらしい。ところが、日本酒業界が斜陽化しはじめると、逆にコクがあるのに後味がいい“ホンモノの酒”造りが受け入れられた。
 注目される理由は、ただ昔ながらの製法を守っただけではなく、人材のネットワークつくりにセンスがあったとされる。酒造好適米の確保のために地方の稲作農家を回り安定供給体制を整えたり、全国から杜氏、蔵人が集まる体制を整えるなどの地道な努力を積み重ねられたそうだ。
 成功を収める戦略には2通りあるが、みんな最初は弱者の戦略がスタートポイントである。そこに協力し助けてくれる人の存在が必要であり、たゆまぬ改善が必ずある。
(参考)日経ビジネスオンライン2007.3.26「手間をかける!「闘う純米酒」はかく勝てり」より

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March 21, 2007

仕事のキホン

 自動車の内装設計で一番神経を使うところは、ダッシュボードやインパネなどの運転席回りだそうだ。常に視界に入るため、この質感が悪いと売れない。最近は、表面に本革や布地の模様を入れた樹脂製である。この成型品を作る金型はノウハウの塊であり、作れるメーカーも限られる。
 そのノウハウを築き上げたメーカーに、愛知県の江南特殊産業という会社がある。ここの金型は経済産業省などが主催する「第1回ものづくり日本大賞」の特別賞を受賞していて、ホンダやトヨタに採用され、高級車の代表のようなリンカーン・コンチネンタルにも採用された。
 その社長の野田泰義氏。73年の第一次石油ショックの時代には、仕事が無くなり、従業員の生活を守る為に、パチンコ店や喫茶店の椅子を一脚100円で洗う日々をおくった経験のある苦労人である。
 今や世界のトップメーカーになった人だが、「小さな仕事をコツコツ引受けてこそ、大きな仕事が舞い込む。小さな仕事のありがたみを忘れてはいけない」と話されている。
(参考)日経ビジネス2007.3.19号「小さなトップランナー江南特殊産業『失敗でできた穴で』世界一」より

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March 17, 2007

 春の日差しが感じられるようになりました。「春眠暁を覚えず」の季節です。ところで人の名前で“暁”と書いて、“さとる”とも読めます。
 陽明学者の安岡正篤氏に旧知の牛尾治朗氏(ウシオ電機会長)が尋ね事をしたときのこと、安岡氏は何時間も書庫にこもり調べ、ようやく知りたいことが判った時には、既に空も白み始め、窓からは暁の光が差し込んでいた。そして牛尾氏を呼んで嬉しそうに話されたそうです。「暁という字を“サトル”と読む意味が初めて分かったよ。」
(参考)日経ビジネス2007.3.19号「?」

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January 13, 2007

“パートから社長”に

 日経ビジネス2007.1.15号に吉野家の安倍社長とブックオフの橋本社長の新年特別対談が載っている。二人ともアルバイトやパートから社長になった人である。どちらも接客業であり、非常にお客様を大切にしている。その表れのひとつとして、ブックオフの「DDY」の話がある。
 「DDY」つまり、ダッシュ、出し切り、山彦の頭文字。店員が小走りで行動する。お客様から買った中古本を新品同様になるまで磨き上げてすぐに書棚に並べる。ひとりが“いらっしゃいませ”と言えば他の店員も”いらっしゃいませ“と反応する。(尤も、最後のYは、狭い寿司屋のカウンター越しに板さん数人が「へい、いらっしゃいませ!」と威勢良く言えば、逆に威嚇されたようで逆効果にもなるが、ブックオフのように広い店内なら問題ない)
 ブックオフの橋本さんは、最初1号店のパートだった。ところが2号店の出店のときにパートのまま店をまかされ社長となった人である。パートから社長になった秘密は、対談の言葉の中にヒントが隠されている。
 事業は良い時も有れば悪い時もある。悪い時に「この棚をひとつだけ変えておけば明日売れるのにな」と気がつくと、遅くまで残ってやってしまう。当然他のアルバイトからは「なぜパートなのに遅くまで働くの?」「いい格好して」と思われる。
 店員が、本当に良くしようと考えている店と、アルバイトだから時間が来れば終わりで早く帰って遊ぼうと考えている店では、店の雰囲気が全く違う。とも話している。
 だから“遅くまで残るのが良い”という事ではない。
 要は“考え方”。「どうすれば良くなるんだろう?」と思う。思うから“ヒント”に気がつき答えが見えてくる。見えれば「やらずにいられない」。
 「どうすれば良くなるんだろう?」これは、接客業だけでなく、どんな業種でも、
普段の生活でも、学校の勉強でも、大切なことです。皆、個性があって、人それぞれ違っているのですが、考える意欲がある限り、遅い早いはあっても、必ず答えは見つかるのです。
(参考)日経ビジネス2007.1.15号「時流超流 新年特別対談『バイトだからさ・・・』の先に」

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January 01, 2007

森のパン屋さん(その3)

(その2よりの続き)
 1ヶ月後、熊のお母さんのマリーはアルバイトの二人を呼んで「今月は売り上げもこれまでの最高になったし、あなたたちの頑張りのお陰よ。ありがとう!」と特製のフルーツケーキを作り皆でお祝いをしました。
 それからは、パンが一つ売れるたびに「私がこねたパン」「昨日私が包んで差し上げた人がまた来てくれた」と一緒に喜ぶようになり、こちらの棚にはミルクパンを並べようとか朝早く来て綺麗に棚の掃除をしたりと進んで工夫をするようになったのです。
 思春期の子供が母親に反抗しても、心の底ではお母さんの真摯なお節介に感謝しているのです。その表現を素直に出来ないのです。同じように、成功体験を持たない子供は仕事の喜びを知らないから何を励みに頑張ればよいか分からなかったのです。“仕事”を“勉強”に変えれば、「勉強で褒めてもらった成功体験を持たない子供は勉強の喜びを知らないから何を励みに頑張ればよいか分からなかったのです。」という事になります。
 誰かが見ていてくれる。この実感が得られれば、人は頑張れるものです。ちょっとしたことでも「それいいね」と言ってもらえれば嬉しいものです。その嬉しさが、もっと頑張ろうになり、期待に応えようと続いていきます。これが働く意欲であり、強い現場を生み出す原動力になるのです。

2007年 あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。

(参考)日経ビジネスオンライン2006.12.6「お母さんは『ちゃんと見ている』んです」ブックオフ・橋本社長のお話を参考

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December 31, 2006

森のパン屋さん(その2)

(その1よりの続き)
 それからです。配達にでるマックは、お店のハニーパンを余分に持って出ました。帰るなり「全部売れたよ!」配達に出たついでに、以前のお得意さんの家により「焼きたてのハニーパン如何ですか?」と声をかけたのです。チャッピーは店に来たお客さんがどのパンにしようと迷っている姿をみて「今日は卵サンドが出来たてです。ヤギのミルクも搾りたてです。チョコレートドーナッツもお子様に人気ですよ」と声を掛けました。
これまでなら、決して声を掛けることが無かった。お客さんの持ってくる物をただ袋に放り込むだけだったのです。そのお陰で売り上げは一気に回復し、それまでの1か月分がわずか3日で達成です。店を閉めると言ったことで、アルバイトの二人は話し合ったのでした。何とかしなきゃ!それまで遊んでばかりだった子供たちにも悪かったという気持ちがあったのでしょう。熊のお母さんの困った姿を見て、頑張らなくっちゃ!という危機感が仕事の動機になったのです。
(その3に続く)

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森のパン屋さん(その1)

 小熊のロックのお母さんのマリーは、小さなパン屋さんを始めました。大好きな蜂蜜入りのハニーパンが評判になり毎日忙しい日々です。そこでロックの友達のモンキーのマックとリスのチャッピーをアルバイトに雇いました。しかしそれから暫くして売れ行きが落ちてきました。評判がよくありません。お客さんに聞いてみると、配達が遅い、数が足りない、包みが雑、など悪いことばかりです。アルバイトの二人は仕事が初めてだし遊びたい年頃。店長のお母さん熊が見ていない所ではサボるし、配達に出ると道草するし、店のパンを内緒で食べるし、袋に入れるのも適当。夕方には帰りの事が気になりそわそわ。お客さんそっちのけです。
 やがて利益も出なくなり、とうとう店を閉めることになりました。店の裏でがっくりしているお母さん熊を見たチャッピーの友達のバンビのクリスは「どうしたの?」と聞きます。頑張り屋で弱音を吐かないマリーもこのときばかりは「閉めることにしたの」と涙ながらに漏らしてしまいます。
(その2に続く)

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December 22, 2006

森の仲間たち (オリジナルショートストーリー)

 昔々、大きな森の中に、小熊のロックがお母さんと一緒に暮らしていました。
ところが、今年の春にお母さんと散歩中に足を滑らせ深い谷底に落ち、お母さんと離れ離れになってしまったのです。小さなロックはとても臆病者でどうして暮らせば良いのか不安でいっぱいでした。幸にも、リスのチャッピー、バンビのクリス、モンキーのマック、それに小鳥達と友達になり、夏の間楽しく暮らしていました。
 しかし、秋も深まりもう直ぐ冬眠の季節です。美味しい森のご馳走をいっぱい食べて、ひと冬を越す体力を蓄えなければなりません。小熊のロックはその方法を教えてもらってなかったのです。
 そんな時、森の嫌われ者の狼がやってきました。友達のバンビのクリスを見つけ「旨そうな小鹿だぞ!」と襲いかかったのです。
 その瞬間、臆病者だったロックはバンビのクリスの前に飛び出し、二本足で立ち上がり狼に向かっていったのです。お陰で狼は襲うのをやめ、森に平和が戻ってきました。
 しかしロックの憂鬱は募るばかり。もう直ぐ雪で森は閉ざされます。そんなある日、ロックの寂しそうな姿を見てモンキーのマックが声を掛けたのです「どうしたんだい?」ロックは自分の悩みを打ち明けました。
 それから1週間たち、森はすっかり冬支度です。木々の葉は落ち、黄色い銀杏や赤い楓の葉が美しく森の小道を埋め尽くしています。「早くおいでよ!」リスのチャッピーが木の上からロックを呼んでいます。赤や黄色の絨毯の小道を進んで行くと、遠くで小鳥たちが囀っています「こっちだよ」小鳥たちの合図です。赤い絨毯は森の広場までロックを導いてきました。広場に着くと、小鳥たちと一緒に、バンビのクリスやモンキーのマック、リスのチャッピーがロックを呼んでいます。
 その先には、懐かしいロックのお母さんが来ていました。小熊のロックの悩みを聞いた仲間たちが、バンビのクリスの命を救ったお礼に、皆でお母さんを探してくれたのです。
「良かったね!」
ロックは大好きなお母さんと一緒に帰っていきました。「また春に会おうね。」森の仲間たちとの友情はこれからも続くのです。

空から、白い雪が舞い落ちてきました。
メリークリスマス!

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