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December 14, 2008

わかる経済の話(韓国旅行はなぜ安くなった?-金融危機と円高)

〔韓国旅行がなぜ安い?〕
 原因は円高とウォン安ですが、ではなぜ?その答えを知るには、金融危機と世界経済を知る必要があります。素人の私が説明する“誰でもわかる経済の話”です。(間違ってたらごめんなさい)
〔金融危機〕
 アメリカの経済は'99年頃から下降していたのですが、決定的に表面化したのは、2008年3月、サブプライムローン問題(低所得者が借金して家を買ったのだが景気後退で返却できなくなった。さらに資産価値が下落し売れなくなった)でベアー・スターンズ社が経営危機になり公的資金で救済したのが始まりです。その後数社が同様に救済されたのですが、リーマン・ブラザースの経営危機に至っては個別救済されず経営破綻をしました。
〔景気の悪化〕
 金融危機は、車などのローン金利アップ、銀行の貸し渋りとなり、個人消費の落ち込み、物が売れない。設備投資の中止。と連鎖し金融業だけでなく製造業にも波及し雇用悪化・失業率上昇となり急激な景気悪化となりました。
〔世界への波及〕
 米国は世界経済の中心ですから、欧州の資金や産油国の原油高から生まれた利益が米国に投資されていたのです。米国の金融機関の不良債権は、そこに投資していた金融機関の経営危機につながります。欧州は米国金融機関の4~5倍の不良債権を抱えているといわれています。また、ドバイ、サウジアラビアなどでは、原油価格が1/3まで下落し、利益減少より不動産価格の下落、不良債権化、金融機関の貸し渋りと発展し、企業活動に十分な資金が回らなくなりました。その中で日本は、バブル以降リスクの高いものには手を出さなかった事より比較的損失は少なかったのですが、輸出企業には大打撃でありトータル的に日本経済全体の悪化となっています。
〔オイルマネー〕
 原油価格の高騰は、日本の利益が産油国へ流出します。(ドバイの超高層ビルやパーム・アイランドやザ・ワールドの人工島をスゴイと思わないで!実は、僕やみんなが作ったのですよ。この夏185円/Lでガソリンを入れたうちの数%、それ以前のガソリン代の数%はこの建設費となったハズです) この原油の膨大な利益(=オイルマネー)の多くはアメリカの国債に大量投資されたのです。そこで危険な金融機関から資金を回収し、世界で比較的安全な日本に投資を始めたのです。これが円の独歩高の引金です。その反対に、韓国にはこれまで膨大な資金が投資されており、世界中から資金を同じ比率で回収したとしても、韓国からは莫大な資金の回収となり、その結果ウォン安となります。ドル安やユーロ安も同様と見て良いでしょう。

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