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January 26, 2008

串の話(亀山大市)

Pp080126_133529 今日は、三重県亀山市で、亀山大市が開かれている。もともと旧正月の買出しから始まったそうで100年の歴史がある。今では商店街の通りが歩行者天国になり露天が並び賑わっている。露天で多いのは、焼き鳥、イカ焼き、牛串。これらの共通点は?
そうです、どれも串に刺してある。焼き鳥を自分で作った人なら判るのですが、鶏肉を串に刺すのが意外と難しい。肉には皮と身、硬い部分と柔らかい部分があり、生肉の真ん中にカッコ良く刺すにはコツがいる。まず、串がぶれない様に串の先の近くを持ち、肉に串を小さく波打つようにズラしながら刺すのがコツだそうだ。それでも熟練の職人で1時間に100本刺すのが限界と言われている。
 その串刺しを自動で行う機械を製造しているのが、コジマ技研工業。従業員4人という小企業だが、シェア90%、売上は2億2000万円にのぼる。1985年に製造を始めたが、最初は、食品会社から、どうせ使えない機械と決め付けられ相手にされなかったそうだ。ところが評判が上がると模倣品が出回る業界。しかし真似されても更に追随を許さない改良を重ね、現在は殆どライバルが姿を消した。ライバルがいたからこそ良い機械ができた。零細企業のモノ作りへの執念である。
 社長の小嶋さん(74歳)が開発を始めたきっかけは、行きつけの飲み屋で「串を刺すのが手間なんだ。機械を作ってくれたら、たまっている飲み代をチャラにするよ」という一言だそうだ。串料理を食べるとき、どのようにして刺すか考えた人の技術者魂を思いながら、熱燗を頂くのもいいかもしれません。
(参考)日経ビジネス2007年12月24日号「小さなトップランナー コジマ技研工業」より

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January 25, 2008

近い将来のヒット商品

 地上デジタル放送を美しく見るにはAQUOSを買えばいい。
 2台目も綺麗に見るならAQUOSに変えればいい。ところが、あまり見ない3台目、4台目も変えるとなると、故障せず立派に働いているブラウン管TVがもったいない。と思う人は沢山いるはずだ。そこで、今は殆ど売れていないが、2011年には大ヒット間違い無しといわれているのが「地デジ・チューナー」 マスプロや八木アンテナ、ユニデンなど中堅メーカーが発売している。機能により2万円から4万円程度だそうだ。
 昔、UHF放送やBS放送が始まったときにも、専用チューナーが発売され、古いTVでも見られると宣伝されたが爆発的には売れなかったはずだ。普通の放送がそのままあり、初期の番組に魅力が少なかったこと、見たいTVだけ買い換えれば済むこと。によると思われる。しかし今回は2011年7月に従来放送は打ち切られる。つまり従来のTVはただの箱になる。そこで「地デジ・チューナー」をつなげば、再びTVとして復活するのだから、捨てきれない第3・第4のTVには必需品になる。もちろんブラウン管TVだから液晶TVの綺麗さとは雲泥の差だが従来並みには使える。
 これを読んで、ウチの使わないTVに欲しいと思った人は、もっと待ったほうがいい。総務省は、機能を基本機能に絞ったもので5000円以下に抑えたものを2009年までに発売するようメーカーに求めている。機会モノにも“旬”の買い時があるようだ。
(参考)日経ビジネス2008.1.28号「時流超流 売れ筋探偵団 2011年のヒット商品 アナログTV難民の救世主」

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January 17, 2008

中国の心に残る話

 日経ビジネスオンラインの2007年記事別年間総合ランキングで第1位となった記事は「“宋文洲の傍目八目”『捨て子の少女の死と、脱・格差社会のもと』である。涙を誘う美談であった。そっくり掲載は出来ないので、あらすじを紹介させて頂く事にする。(イッキに読んで下さい。今回は、私のコメントもつけません。)
 1996年11月、中国・四川省の寒村。若い未婚の極貧の男性農夫が捨てられた女の赤ちゃんを見つける。「私と同じ、貧しい食事を食べてもいいか」と呟き、その子を育てる事にする。極貧のなかで小学生になると一生懸命働き、聡明で可愛い子供に育った。
 2005年6月、そんな平和な家庭に不幸が訪れる。少女は鼻血が止まらず、足にも赤い斑点が出た。急性白血病だった。治療には30万元(日本円で400万円。中国の所得は日本の1/20の時代で8000万円程度相当)掛かる。とても払える額でない事を少女は知っていた。少女は「捨てられた時にそのまま死んでいたのかもしれない。死なせて」と懇願する。父は「家を売るから大丈夫だよ」と言う。しかし少女は、家を売っても1万元にしかならないことを知っていた。
 6月、少女が、読み書きできないお父さんに代わって「私は娘への治療を放棄する」との書類を病院に出す。それを知った父は、病院の片隅で泣き崩れる。捨てられたうえ貧しい暮らしの連続で、8歳になっても靴下さえ履いたことがない。そんな娘を救う事が出来ない自分を恨んだ。
 家に戻った少女は、入院の前と同じように働き続ける。そして1つだけ父に、おねだりをする。「新しい服を買って一緒に写真をとって」
自分は、勤勉で、可愛く、綺麗好きな娘として記憶に残して欲しい。「これで、いつでも綺麗な自分を思い出してもらえる」と。
 病気は心臓にも及び始め、少女に死が近づいたころ、ある新聞記者がこの話を聞きネット上で記事にした。少女の話はたちまち中国全土に広がり僅か10日間で70万元(約1050万円)の寄付が集まった。少女の命にもう一度希望の火が灯された。
 化学療法が2ヶ月続く。何度も生死をさまようが完全回復も期待できた。しかし・・・
やはり化学療法は病が進行し衰弱していた少女の体には無理であった。自分の余命を感じた少女は、新聞記者に遺書を渡す。そこには彼女の死後の願いと人々への感謝の言葉で埋め尽くされていた。
 8月22日、少女は静かに逝きました。父は冷たい娘をいつまでも抱きしめて涙を流した。インターネット上も涙に溢れかえり、斎場の外まで人で埋め尽くされた。
 少女の墓標の正面には彼女の微笑んでいる写真があり、写真の下には「私は生きていました。お父さんのいい子でした」とある。墓標の後ろには彼女の生涯が綴られてあり、その最後は「お嬢さん、安らかに眠りなさい。あなたがいれば天国はさらに美しくなる」と結ばれている。
(参考)日経ビジネスオンライン2007.1.25「捨て子の少女の死と、脱・格差社会のもと」(宋文洲)

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January 12, 2008

“笑う門には福来る”

 “えべっさん”一番福をとろうと走るニュースが毎年TVで放送されている。
「笑う門には福来る」のことわざは英語でも「Laugh and grow fat(笑って太れ)」と言う。ダイエットを心掛ける人には“fat”は気になるのだが、「笑い上戸にガン少なし」とも言われる。「笑いは人の薬」「笑う顔は打たれぬ」「笑う顔に矢立たず」「笑顔の家には貨宝集まる」「笑って損した者はなし」・・・と笑いに関する言葉は沢山ある。
 医学的にみても、健康維持に役立つ事が分かってきたそうだ。まず、ストレスを笑い飛ばす効果。さらに大病を防ぐ体の免疫力を高める効果。中でも白血球の中の「ナチュラルキラー細胞」が笑いによって活性化され、ガン細胞の発生や細菌感染の防御に威力を発揮するそうだ。
 この効果の議論はさておき、確かに笑いによって憂鬱になる事はないのは衆目の一致する意見だろう。年齢と共に、会社や家庭や社会で重責を任されるにつれ、笑う場面が少なくなっていくものだが、機知に富むジョークは、自分も周囲の人も楽しく幸福にする。“おやじギャグ”とか言われて“笑いを取る”発想も年々細っていくのだが、“笑いの心”は確り持ち続けたいものだ。
(参考)日経ビジネス2008.1.14号「健康格言『笑い上戸にガン少なし』」(志賀貢=医学博士)

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January 09, 2008

名人の心構え

 「プロフェッショナル 三ツ星に輝くすし職人」(1/8 NHK総合TV PM10:00~10:45)という番組があった。日本を代表するすし職人小野二郎さん(82歳)の話。寿司職人として「現代の名工」に選ばれ、あのミシュランガイド東京版で三ツ星に輝いた。その小野さんを三ツ星に決まる前から密着取材して名工の仕事ぶりを映し出す。
 小野さんが普段使っている道具は、毎日掃除をし新品のように美しい。それが寿司の味に関係するかと言えば“ノー”だろう。しかしそれを大切にする心が、名工の技となっているに違いない。さらに私達が目にするのは華麗に握る場面だが、その前に細やかな仕込み作業が続く。すしの味はこの仕込みとご飯の出来で決まる。
 「仕事の9割はお客さんの見えないところで済んでいる。」と小野さんは言う。寿司を握る前には既に9割の仕事が済んでいる。お客さんが見るのは最後の1割だ。しかし見えない9割が出来ていないと旨い寿司は握れない。どんな仕事でも、見えないところを誤魔化してはいけない。たとえ誰も見ていなくても、それを誤魔化すと、つい手抜きになり仕事が荒れてくる。見えない9割を大切にする心は、必ず伝わるものだ。
 流れるような手捌きは「二郎握り」と呼ばれる。不器用だった小野さんが人の3倍も4倍も努力して見つけた握り方だ。82歳になる小野さんだが、現役で店に立ち続けるために、毎日40分歩いて店に向い、外出時には指を保護するために夏でも手袋を欠かさない。その心構えには、どんな仕事にも通じる名人の説得力があった。
(参考)NHK総合TV 2008.1.8「プロフェッショナル 三ツ星に輝くすし職人」。日経ビジネスオンライン2008.1.8「9割の見えない仕事を突き詰める」より

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January 04, 2008

京都・祇園・初詣 ぶらり散歩

P00009 皆様、新年おめでとうございます。
今年も「みてみてコラム」並びに「Hello’s World」宜しくお願い致します。昨日、久しぶりに京都・東山~四条界隈を初詣を兼ねてぶらり散策に行ってきました。

阪急・四条河原町-祇園・一力亭前から花見小路-祇園甲部歌舞練場-石塀小路-圓徳院-ねねの小径-八坂神社-巽橋-白川南通-阪急・河原町

 人・人・人で溢れかえってました。その中で、訪れる人も疎らで、静かに趣のあるお庭や襖絵を堪能できたのが「圓特院」北の政所・ねね終焉の地。花見小路の祇園も賑わっていました。外国人や和服姿の人が多いのも京都ですね。
 八坂神社は「かるた始め」が行われており、丁度、十二単のかるた姫の行列に出会い、かわいいスナップを一枚。
 人は多いのですが、ぶらり散策で十分楽しめました。お昼御飯は、阪急百貨店向かいのイタリアンでしたが、花見小路のお昼御飯は意外と安いですね。お昼なら狙い目かも知れませんね。

写真は、Hello's Worldの「花めぐり・街めぐり」のコーナーより「京都・祇園・初詣 ぶらり散歩」をご覧下さい。

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