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January 01, 2007

森のパン屋さん(その3)

(その2よりの続き)
 1ヶ月後、熊のお母さんのマリーはアルバイトの二人を呼んで「今月は売り上げもこれまでの最高になったし、あなたたちの頑張りのお陰よ。ありがとう!」と特製のフルーツケーキを作り皆でお祝いをしました。
 それからは、パンが一つ売れるたびに「私がこねたパン」「昨日私が包んで差し上げた人がまた来てくれた」と一緒に喜ぶようになり、こちらの棚にはミルクパンを並べようとか朝早く来て綺麗に棚の掃除をしたりと進んで工夫をするようになったのです。
 思春期の子供が母親に反抗しても、心の底ではお母さんの真摯なお節介に感謝しているのです。その表現を素直に出来ないのです。同じように、成功体験を持たない子供は仕事の喜びを知らないから何を励みに頑張ればよいか分からなかったのです。“仕事”を“勉強”に変えれば、「勉強で褒めてもらった成功体験を持たない子供は勉強の喜びを知らないから何を励みに頑張ればよいか分からなかったのです。」という事になります。
 誰かが見ていてくれる。この実感が得られれば、人は頑張れるものです。ちょっとしたことでも「それいいね」と言ってもらえれば嬉しいものです。その嬉しさが、もっと頑張ろうになり、期待に応えようと続いていきます。これが働く意欲であり、強い現場を生み出す原動力になるのです。

2007年 あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。

(参考)日経ビジネスオンライン2006.12.6「お母さんは『ちゃんと見ている』んです」ブックオフ・橋本社長のお話を参考

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