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January 13, 2007

“パートから社長”に

 日経ビジネス2007.1.15号に吉野家の安倍社長とブックオフの橋本社長の新年特別対談が載っている。二人ともアルバイトやパートから社長になった人である。どちらも接客業であり、非常にお客様を大切にしている。その表れのひとつとして、ブックオフの「DDY」の話がある。
 「DDY」つまり、ダッシュ、出し切り、山彦の頭文字。店員が小走りで行動する。お客様から買った中古本を新品同様になるまで磨き上げてすぐに書棚に並べる。ひとりが“いらっしゃいませ”と言えば他の店員も”いらっしゃいませ“と反応する。(尤も、最後のYは、狭い寿司屋のカウンター越しに板さん数人が「へい、いらっしゃいませ!」と威勢良く言えば、逆に威嚇されたようで逆効果にもなるが、ブックオフのように広い店内なら問題ない)
 ブックオフの橋本さんは、最初1号店のパートだった。ところが2号店の出店のときにパートのまま店をまかされ社長となった人である。パートから社長になった秘密は、対談の言葉の中にヒントが隠されている。
 事業は良い時も有れば悪い時もある。悪い時に「この棚をひとつだけ変えておけば明日売れるのにな」と気がつくと、遅くまで残ってやってしまう。当然他のアルバイトからは「なぜパートなのに遅くまで働くの?」「いい格好して」と思われる。
 店員が、本当に良くしようと考えている店と、アルバイトだから時間が来れば終わりで早く帰って遊ぼうと考えている店では、店の雰囲気が全く違う。とも話している。
 だから“遅くまで残るのが良い”という事ではない。
 要は“考え方”。「どうすれば良くなるんだろう?」と思う。思うから“ヒント”に気がつき答えが見えてくる。見えれば「やらずにいられない」。
 「どうすれば良くなるんだろう?」これは、接客業だけでなく、どんな業種でも、
普段の生活でも、学校の勉強でも、大切なことです。皆、個性があって、人それぞれ違っているのですが、考える意欲がある限り、遅い早いはあっても、必ず答えは見つかるのです。
(参考)日経ビジネス2007.1.15号「時流超流 新年特別対談『バイトだからさ・・・』の先に」

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January 10, 2007

知らないのは日本人だけ

 日本政府は「ジャパン ビジット キャンペーン」を展開し、観光立国の実現に多額の予算をかけているそうです。
 グーグル(英語版)で「JAPAN」を検索すると、上位に必ず表示されるサイトがある。
Japan-guide.com(http://www.japan-guide.com)
 このサイトは、群馬県に住むスイス人、シュテファン・シャウェッカー氏が1人で作成し運営する日本紹介のサイトである。月間のページビューは約700万件。当然、旅行代理店などの企業も注目しだした。「ジャパン ビジット キャンペーン」に一番貢献しているに違いない。
 インターネットの世界は歴史が浅い。その分アイデア次第で新しい使い方ができる。逆に使い方を誤れば、どうしようもない代物となる。迷惑メールや迷惑書き込みは、迷惑なだけでなく人を傷つけもする。また直接会って会話しない分、本人の意図とはまったく違った内容に解釈される場合も生じる。
 言葉や文章は、基本的にお互いを理解しあうための道具である。お互いに理解しようと努力することが、はじめの一歩に違いない。
(参考)日経ビジネス2007.1.8号「時事超流 知らないのは日本人だけ(スイス人が作った感光案内サイトに熱視線)」

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January 05, 2007

商いの神様

P00017 初詣で、大阪の有名な神社にお参りした。
初詣の楽しみは“おみくじ”。今年一年の運勢を占ってみると、Oは“凶”、Kは“大凶”と幸先の悪い運勢だ。しかしよく見ると最後の文章に“このくじを引いたものは、鈴をもって吉となす”とある。もう一方には“神札をもつべし”とある。やはり凶となると気分の悪いもの、これが吉に変わるとなると“ラッキー”と思う。おみくじから顔を上げると、近くには、交通安全お守りや破魔矢と共に“福鈴と神札”が売っている。思わず「これ下さい」ついでにお袋の「長寿お守り」も・・・おみくじも含めて3000円なり!
 さすが大阪の神様、お商売上手です。こうでなくては商人の街の神様は勤まりません。我々下々のものはよく見習って今年一年お商売に励みましょうぞ・・・
(勿論、福鈴と神札はありがたく飾っています)

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January 01, 2007

森のパン屋さん(その3)

(その2よりの続き)
 1ヶ月後、熊のお母さんのマリーはアルバイトの二人を呼んで「今月は売り上げもこれまでの最高になったし、あなたたちの頑張りのお陰よ。ありがとう!」と特製のフルーツケーキを作り皆でお祝いをしました。
 それからは、パンが一つ売れるたびに「私がこねたパン」「昨日私が包んで差し上げた人がまた来てくれた」と一緒に喜ぶようになり、こちらの棚にはミルクパンを並べようとか朝早く来て綺麗に棚の掃除をしたりと進んで工夫をするようになったのです。
 思春期の子供が母親に反抗しても、心の底ではお母さんの真摯なお節介に感謝しているのです。その表現を素直に出来ないのです。同じように、成功体験を持たない子供は仕事の喜びを知らないから何を励みに頑張ればよいか分からなかったのです。“仕事”を“勉強”に変えれば、「勉強で褒めてもらった成功体験を持たない子供は勉強の喜びを知らないから何を励みに頑張ればよいか分からなかったのです。」という事になります。
 誰かが見ていてくれる。この実感が得られれば、人は頑張れるものです。ちょっとしたことでも「それいいね」と言ってもらえれば嬉しいものです。その嬉しさが、もっと頑張ろうになり、期待に応えようと続いていきます。これが働く意欲であり、強い現場を生み出す原動力になるのです。

2007年 あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。

(参考)日経ビジネスオンライン2006.12.6「お母さんは『ちゃんと見ている』んです」ブックオフ・橋本社長のお話を参考

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