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July 08, 2006

温泉と新発想

 長野県の白骨温泉に温泉に行った。いい温泉にゆっくり浸かって、美味しい料理に舌鼓を打つと、心身ともにリフレッシュする。温泉の効能は、古くから知られているが、その効能を医学的に取上げた人は、後藤艮山(ごんざん)という人らしい。
 この人は相当型破りな人だったらしく、京の名古屋玄医の門を叩いたが、十分な謝礼が払えず入門を断られた。これに発奮して独学で漢方を学び、実証的な漢方の流派「古医方」を究めたのである。当時の医者は僧侶を同じ剃髪、黒染めの姿だったが、この人は普通の着物で長髪を束ねて紐で束ねていた。艮山は熊の胆と、薬より体にいいとされる食べ物やお灸、それに温泉を患者に勧めた。そのため「湯熊灸庵」とあだ名された。兵庫県の城崎温泉を実験の場に選び、弟子たちとともに腰痛、脳卒中の後遺症、痔、通風、外傷、婦人病などに温泉がよく効くことを確かめている。自分で試して実際に効くものなら、どんなものでもバカにせず、利用していたようである。
 自分で調べ実験し検証する。これは技術の基本である。どこかの文献に記載されているものをそのまま鵜呑みにして信用するのでなく、自分で確かめてみるとそこに新しい発見が生まれる。文献や権威者の話を信用しすぎると、新しい理論や技術や改善は生まれない。トヨタの改善にしても、ガリレオやニュートンやアインシュタインも、そうであったに違いない。
(参考)日経ビジネス2006.7.3号「漢方養生訓 温泉の自然治癒力」(堀田宗路=医学ジャーナリスト)

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