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February 12, 2006

“功名が辻”こぼれ話(1)<土佐藩定紋と三菱>~司馬遼太郎「菜の花忌」

<土佐藩定紋と三菱マーク>
 「功名が辻」の2月5日と12日の放送で、山内家の定紋の話があった。定紋は「丸に三ッ葉柏」と言って、丸の中に柏の葉3枚を中心から上と左右下に向かって並べたものである。これを簡単に書くと、柏の葉は菱形になる。菱形が3枚、つまりこれは三菱のマークである。
 三菱のマークは、山内家の「丸に三ッ葉柏」と創業者の岩崎家の「三階菱」とを組み合わせたことに由来する。幕末の頃、土佐藩は開成館長崎商会を窓口に欧米諸国と交易しており、武器弾薬や船舶を購入していた。しかし財政は火の車であった。さらに明治政府は藩営事業を禁止する。そこで藩士による私商社“九十九商会”を立ち上げるのだが、藩船3隻の払下げなどと共に土佐藩の莫大な借金を肩代わりする。この九十九商会の経営を引継いだのが土佐の郷士の“岩崎彌太郎”である。海運業などでその借金を巧みに返済し、さらに後にドル箱となる“高島炭鉱”や“長崎造船所”を手に入れる。三菱金属や三菱造船の始まりである。この時代は、坂本竜馬が活躍した時代であり、司馬遼太郎の「竜馬が行く」にも描かれている。今日2月12日は、司馬遼太郎の命日「菜の花忌」である。
司馬遼太郎記念館

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Comments

ご訪問ありがとうございました。私もTBさせていただきました。功名が辻こぼれ話、楽しく拝見しました。歴史はいろいろなところで、現在につながっているのですね。

Posted by: マイケル | February 13, 2006 at 08:28 PM

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Tracked on February 13, 2006 at 08:04 PM

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