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October 01, 2005

“一期一会”の心得

 昔からの豪商には、近江商人が有名である。9月7日にオープンしたそごう心斎橋店に、和菓子の「たねや」が店を構えた。阪神百貨店では洋菓子を含めた菓子売り場でも常に1位の売上を誇り関西では知名度が高い。この「たねや」は明治創業の近江の和菓子屋さんである。百貨店出店にあたり常に新しい仕組みを取入れている。
そごうでは、店の奥に工房を設け作りたての生菓子を提供している。東京三越では、当時中元・歳暮時の売り上げに依存しており季節感のないマニュアル通りの売り場しかなかったところに、1週間ごとに商品を入替え鮮度のある売り場作りをして大成功を収めた。
 近江の老舗として「京都の和菓子屋に負けたくない」という積年の思いが商魂を揺さぶった。近江は琵琶湖の東の平野に位置し広大な農耕地が広がり京料理や京菓子の原材料を供給してきた。常に京を意識し浪速や尾張と対抗し、秀吉の時代から栄えた近江の魂が根付いているのかもしれない。「たねや」の社員のバイブルとなっている和綴じ本「末廣正統苑」には商いの心と近江商人の遺訓が書かれているという。その中にこんな一節がある。「今日いかにお客様にお喜びいただくか、これこそが商いの神髄なり。数字のみを追うのは真の商いにあらず。心を砕き、身を低くしてお客様への礼を尽くすべし・・・」。
 人の出会いは不思議なものである。全く偶然にあった人が、生涯にわたる貴重な友となるかもしれない。あの時あの場所にいなければ、一生会えなかったかも知れない。それだけに新しい人との出会いは大切にしなければならない。大切にする人の元には大切にしてくれる人が集まる。人の繋がりは宝であり財産になり、人徳を形成する。“一期一会”という言葉がある。「茶会に臨む際の心得で、一生に一度の貴重な出会いと心得て、互いに誠意の限りを尽くしなさい。」という意味だそうです。
(参考)日経ビジネス2005.9.26号「ひと烈伝 山本徳次氏[たねやグループCEO]近江発の和菓子革命」(橋長初代:フリージャーナリスト)より

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Comments

こんばんは、まきこさん。コメントありがとうございます。
いい繋がりって大切にしたいですね。ところで、インターネットって、世界中、離れていても繋がっているのはありがたいですね。特にまきこさんのように、日本を離れて暮らすことが多い人には必需品ですね。これからもコメントお待ちしています。

Posted by: Oちゃん | October 04, 2005 at 08:09 PM

一期一会 良い言葉ですよね 私も大事にしています。
母からの教えで ”人との縁は自分からは切ってはならない”
何時言われたか忘れましたが 
何か決断すべき時は いつもこの言葉思い出し
決めていた気がしますね
その所為で中国への縁が中々切れませんが・・・今の仕事も縁 次から次へ縁が繋いでくれました。色々な一期一会が思い出されました

Posted by: まきこ | October 04, 2005 at 07:33 PM

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