« ★“安心を買う”海外旅行グッズの話 | Main | 9月18日鶴見緑地練習会とBBQのお知らせ »

September 05, 2005

義経とビジネス

 NHKの“義経”も壇ノ浦の合戦で名場面はクライマックスを迎えた。義経は、一の谷、屋島、壇ノ浦と3つの合戦を勝利した。その戦いは敵の意表をつくものであった。元々この時代の合戦は「我こそは何処そこの誰それなり」と宣言して一騎打ちをする習わしであったが、義経は、想定外の奇襲攻撃と時の流れを読む力で大勝利を収めた。掟破りだが、その後の弱者が強者を攻める戦法の主流となる。勝てば官軍である。
 合戦でもビジネスでも、それぞれの時代に合せて流儀がある。流儀は時代に合せて刻々と変化している。変化しない流儀は衰退する。今の時代なら、ITを中心としたネットビジネスの台頭かも知れない。少し前ならコンビニとかファーストフードの店とか。膨大なマニュアル通りに店員を教育して全国どこでも同じ対応で躍進したチェーンストアーに違いない。しかし、マニュアルによる教育指導は、逆に店員や社員を“指示待ち人間”にしてしまったように思える。言われたことは従順に間違いなくこなす。ところが指示がないと出来ない。自分で考えられない人間を沢山つくり出した弊害を生んだかもしれない。何も指示しない。自分で考えろ!と言われて育った人は、何が良いかを考えて自分で工夫する。自分で考えたことだから必死で努力する。
 マニュアル通りで本社の指示で動き業績悪化した企業や店舗は沢山ある。でも自分達で考え再生した企業や店舗も沢山あるのも事実である。
 カルフールはフランス本社の指示で品揃えをし地元の消費者の嗜好に合せられずに撤退した。その株を買取ったのはイオングループ。イオンは、M&Aによりカルフール以外にマイカル(旧ニチイ)やマックスバリュー東海(旧ヤオハン)、サンデー、カスミ、ポスフール、いなげや等をグループ企業にし、グループ企業の業績を好転させ、売上高4兆円を突破させた。ところがグループ企業の業績が良いのに本体がパッとしない。本社指示に従わない方が売上が伸びるという例が続出している。最初は、物流改革などトップダウンでないと変えられない問題を大胆に改善した。ところが規模が大きくなりその手法に慣れてしまうと、官僚化が進み、指示待ちの社員が増えるという弊害が多くなり上手く行かなくなる。業績を伸ばしているのは、現場を良く知って地域に合せて手を打つグループ企業の方である。
 一機にやり方を変え攻めるのは、現場を知り情勢にあったトップダウンと、現場に合せて柔軟にプランを提案し動ける優秀な実務部隊に違いない。

|

« ★“安心を買う”海外旅行グッズの話 | Main | 9月18日鶴見緑地練習会とBBQのお知らせ »

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)


Comments are moderated, and will not appear on this weblog until the author has approved them.



TrackBack

TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/84629/5806516

Listed below are links to weblogs that reference 義経とビジネス:

« ★“安心を買う”海外旅行グッズの話 | Main | 9月18日鶴見緑地練習会とBBQのお知らせ »