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August 30, 2005

★チャイナリスクとチーズの話

 最近、チーズが値上がりしている。世界的にチーズが品薄状態になっているらしく、輸入ナチュラルチーズの価格が5年前に比べ4割近く上昇したそうです。チーズは牛や山羊、羊などの乳を凝固させるナチュラルチーズ(NC)とNCを原料に加熱・乳化工程を経て保存性を高めたプロセスチーズ(PC)の二種類に大別される。国内の乳製品メーカーが生産するPCの大半は輸入NCが原料である。その輸入の4割以上はオーストラリア産であり3年前に起きた干ばつで牛乳生産量が減少しそれをきっかけに輸入価格上昇が続いている。日本の消費量も、宅配ピザやコンビニ弁当、総菜類などの業務用が増加しており、昨年度は265,700トンと過去最高を記録。
 世界的にみても品薄状態であり、その原因は、中国の需要が急拡大したことで供給不足になり国際価格が上昇したと言われている。中国の都市部では、マクドナルドやピザハットの出店が増えておりチーズバーガーやピザ用の業務用の需要が伸びている。中国統計局によると2002年の都市部の一人当たりの牛乳消費量は約16kg。日本(39kg)の半分以下だが4年間で2.5倍に増えている。ヨーグルトでは2.8倍に膨らんだ。さらに洋菓子などの加工用の脱脂粉乳の需要も拡大している。中国がチーズや脱脂粉乳の輸入を増やし続けているため世界的に需要が逼迫している。
 中国のような大国が急激な経済成長を続けると様々な影響がでてくる。「世界の工場」といわれ製造業が一斉に中国に進出したが、当然予想されたチャイナリスクは、予想以上に多方面に影響を及ぼしているようです。
(参考)日本経済新聞 2005.8.28「エコノ探偵団 チーズの価格 なぜ上昇?」より

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August 29, 2005

★チャイナリスク

 「世界の工場」となった中国だが、このところ色々な問題が発生している。①人件費の高騰、②電力不足、③反日問題、④人民元の切り上げ。これに続いて⑤ガソリン不足による物流問題。が8月より表面化している。
 日本やアメリカでもガソリン価格は高値しているが、中国はもっと深刻だ。日航と全日空は9月1日より、航空貨物運賃に付加する燃料調整費を引き上げる。中国と日本を結ぶ便は現在の1.5元/kgを2元/kgに、中国と欧米間では2.5元/kgを4元/kgに上がる。原油価格の高騰による国際貨物運賃の引き上げはコスト上昇に繋がる。更に広東省では8月にガソリン不足が表面化し、一部のガソリンスタンドは休業になり、開いているスタンドに長蛇の列ができ給油待ちが数時間といった状況となっている。直接の原因は、8月に上海に上陸した大型台風により精製拠点と消費地を結ぶ物流が寸断された為との話だが、赤字操業の影響を最小限に食い止めようとする中国石油、中国石油化工の減産の影響が品不足に拍車を掛けている。また、売り渋りも広がっており、広東省深圳市内の日系工場では石油会社から自家発電用の軽油の現金払いを要求されており、軽油が手に入りにくくなると生産に直結すると苦慮している。
 統制価格や備蓄不足という問題が横たわる限り、供給不足の懸念は消えない。石油大手による供給絞込みは当面続く見通しであり、物流リスクが日系企業に新たな問題となることは間違いなさそうだ。
(参考)日本経済新聞 2005.8.29「中国、高まる物流リスク」より

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August 05, 2005

★夏野菜とワインの話~その(3)~

~「夏野菜とワインの話~その(2)」よりの続き~
 食物には、たんぱく質や糖質・脂肪・ビタミン・ミネラルの他に、健康に役立つ微量栄養素が約1万種もあり、その約9割が野菜・果物・きのこ・海草などに含まれてます。その中でも特に夏野菜には、がん予防に効果的な物質が存在するといわれています。
 では、その微量成分を集めて薬にすれば良い薬が出来ると思われがちですが、分離や合成した物はどこか自然の物と違っていて体が自然に拒否するそうです。やはり色々な自然の物を満遍なく美味しく料理して戴いてこそ効果があるというものです。
【夏野菜の力】
<なす> 古くからがん抑制物質があるといわれており、加熱しても効果はかわりません。
<赤ピーマン(パプリカ)> 緑や黄色のピーマンよりカロテノイドの含有量は飛び抜けて多く、赤ピーマンのカロテンに含まれるカプサイチンには強い抗酸化作用がある。
<トマト> トマトの赤い色素〔リコピン〕には、βカロテンの約2倍の抗酸化作用がり、常食する人はしない人に比べて約45%も発ガンの危険率が低下するとの報告がある。
<ブロッコリー> ブロッコリーにはスルフォラファンという発ガン予防酵素がある。週3回以上食べる人が大腸がんになる確率は週1回未満の人に比べて82%も低いというレポートがある。さらに発芽1週間の新芽には成体の50倍ものスルフォラファンがある。
<あしたば> あしたばの茎を折ると黄色汁が出るが、この汁の主成分のカルコンやトリテルペノイドの発ガン抑制効果があり、細胞のがん化を抑える作用がある。
<その他> 大豆、かんきつ類、玄米、緑茶、コーヒー、ココア、かぼちゃ、にんじん、ほうれん草、パパイヤ、大根、ねぎ、にんにく、きのこ類、芋、リンゴ、熟したバナナ、ゴマ・・・等々
自然の恵みに感謝しありがたく頂く事にしましょう。
(参考)「夏野菜とワインの話(1)(2)(3)」の参考資料
・脳神経外科・野川徳二先生「ボケないガンを防ぐ楽しい生活」
・シャープ健保HP「夏野菜の力でがんを予防しましょう」

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August 04, 2005

★夏野菜とワインの話~その(2)~

~「夏野菜とワインの話~その(1)」よりの続き~
 夏野菜やワインが良いとされるのは、夏の強い紫外線の害から、植物が自らを守る為の物質を作るからです。
【赤ワイン】南フランスの強烈な太陽の下で葡萄は自分自身を、その強烈な太陽の紫外線により生じる活性酸素の害から守る為に、その果実の皮に抗酸化物質を作ります。この皮も入れて作ったのが赤ワイン。フランスの葡萄栽培は、日本と違って、背が低く、葡萄棚のように這わせません。従って、より太陽の光を浴び渋みの強い葡萄が出来あがります。
【フレンチ・パラドックス】医者の間では、常識らしいのですが、フランスの逆説の謎と言われているのが、「フランス人の『肉』の消費量は世界一なのに、心臓病による死亡率は世界一低い。」これが、赤ワインの抗酸化作用と共に語られることがあります。

フランスワインを宣伝するつもりはありません。でも大切なのは、バランス良く取ること。それと美味しく頂く事。自然の恵みに感謝しありがたく頂く事がなによりです。
~「夏野菜とワインの話~その(3)」へ続く~

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August 03, 2005

★夏野菜とワインの話~その(1)~

 夏野菜やワインが良いとされるのは、植物の中に含まれる抗酸化物質のおかげと言われています。
【酸素は猛毒?】酸素は人間には無くてはならないのですが、酸素の取りすぎは逆に毒になります。
【脳神経は酸素に弱い?】脳の中には非常に多くの神経細胞があります。その神経細胞の細胞膜は酸素に非常に弱いものです。
【脳と活性酸素】栄養物からエネルギーを取り出す過程で活性酸素が発生します。ヒトの脳の重さは体重の2%にしか過ぎませんが、エネルギーの消費量は、心臓等の臓器や筋肉・皮膚等を含めた体全体のエネルギー消費量の18%を占めます。つまり重さに比較してエネルギーの消費量が多く、非常に多くの活性酸素を発生している事になります。
【抗酸化物質】脳を守るには、強力な活性酸素に対抗する手段が必要です。この作用のある物質が抗酸化物質です。
~夏野菜とワインの話 その(2)へ続く~

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