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May 04, 2005

万年時計の謎に挑む~その2~

 「その1」では4月23日のNHKスペシャルで放送されたモノ作りの天才“田中久重”の話を取り上げた。NHKでは触れなかったが、この話には続きと裏話がある。
田中久重は、当時“からくり儀右衛門”として幕末から明治にかけて様々な発明を行い、1875年(明治8年)に田中製造所を創設した。現在の東芝である。つまり東芝の創始者である。万年時計の複製は、東芝と国立科学博物館の主導で約1年かけて復元され、愛知万博で公開されている。江戸時代における日本の技術力の高さを検証するもので、時計や機械、伝統工芸の専門家たちが復元・複製に取組み、日本のモノ作りの源流を探り、後世に継承する狙いがあった。
 “失敗と、忍耐と、執念”があれば、とてもできそうも無いものでも可能になる。彼の言葉である。この万年時計でも無念の失敗がある。一度巻けば一年動く設計の真鍮のぜんまい。しかし実際にはぜんまいが割れるなどして途中で止まってしまったらしい。今回の複製では、彼の夢を叶えるべくステンレスで復元された。“失敗に耐え、高い目標に果敢に挑戦する執念が、人々を感動させる発明となる。”と言いたかったに違いない。
 (参考)東芝HP「TOSHIBA SPIRIT」、日経ものづくり2005.4月号「万華鏡 プロジェクト儀右衛門、先人の夢をかなえる」

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