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May 06, 2005

四面楚歌と虞美人草~その1~

 四面楚歌という言葉がある。
「周囲を敵に囲まれ孤立無援の状態。」「数々の難問に囲まれ八方塞がりの状態。」をさす言葉です。
 中国の秦の後、紀元前202年、楚の項羽と漢の劉邦が争い、劉邦が勝利し漢の時代を築くのだが、その戦いは幾度も重なり、必ず項羽が勝利していた。 
 劉邦は韓信、彭越としめしかってない大軍で項羽に迫り項羽軍を取巻いた。項羽軍は食料も少なく疲れ切っており居城の彭城への帰還をあきらめ、途中の垓下に野戦築城し籠城した。ある夜、項羽の眠りが浅くなったとき、遠くから風に乗り故郷の楚の歌が聞こえた。項羽は跳ね起き、城楼に登ると、地に満ちたかがり火が、そのまま満天の星につらなっている。歌は場内の楚人でなく、すべて城外の野から湧き上がっていた。楚の音律は悲しく、ときにむせぶようであり、ときに怨ずるようであり誰の耳にも楚歌であることがわかった。
 項羽は、「わが兵が、こうもおびただしく漢に味方したか。」と思い、自分の運命の尽きたことを知る。有名な四面楚歌の話である。(司馬遼太郎「項羽と劉邦」より)
 ~「四面楚歌と虞美人草 その2」へ続く~

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Comments

こんばんは、ナオさん
残念ながら、「酒池肉林」は司馬遼太郎の「項羽と劉邦」には出てきません(少し時代が違うようです)ので、詳しい逸話は知りません。でも内容は文字そのもので多分ご存知の通りでしょう。項羽の話は、この続きの残り1話「虞美人草」で終わりです。

Posted by: Oちゃん | May 08, 2005 at 11:26 PM

ちょっと遅いコメントなんだけど。
気が付いてもらえつかな?

四面楚歌とはそういうところからきたんですね!
なるほど勉強になるなー。

でも酒池肉林みたいなのも、
説明してもらったらうれしいかも^0^

え?知ってるからそんなことが言えるって?
でへへへ。


Posted by: ナオ | May 08, 2005 at 10:19 PM

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