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April 11, 2005

拙速と巧遅

 よく新聞などで、拙速(セッソク)という言葉が使われている。「スポーツや他人の行動などで素早いが拙い攻めで失敗だった。」などと批判するときに都合のよさそうな言葉である。だが、お客様に物を買って頂く現場の感覚とはかなりかけ離れている。開発などの現場の立場で言うと、拙速とは「多少未完成でも素早く対応する。そのスピードに十分値打ちがある。」褒め言葉である。
 タイミングが合わなければ商売は消える。欲しいと思った時に欲しいものを提供する。特に開発や試作、企画などでは、たとえ50点の途中の物でも「途中ですが・・・」と速攻で示せば満足して頂ける。人の感覚は微妙なもので、頭の中だけで考えた場合と実際に物や図面を見た時では、かなり違っており、最初に見た後、お客様の考えが変る場合が多々ある。50点の物でも、スピードが速ければ、お客様の望むものに修正する時間が生まれ、ピッタリのものが作れる。
 反対に、100点取ろうとすれば凄く時間がかかってしまい巧遅(コウチ)を過ぎて迷宮化なんてことにもなる。最悪の場合は、100点だと思っていても、それを見たお客様は「こんなイメージじゃなかった。」となるとどうしようもなくなる。
 拙速でも巧遅でも行き着く所は同じだとしても、途中でコミュニケーションが取れベクトル合わせが出来るほうが、結局ムダ・ロスが少なくなる。現場で重宝される所以である。
                              by O

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