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April 29, 2005

「中国4000年の味」に挑む(ハウス・バーモントカレーの話)

 ハウス食品は、日本でお馴染みのカレーを中国に普及させようとしている。日本では、カレーは国民食と言えるほど普及している。しかし中国では馴染みが薄く、自己流で作らせると、中華鍋で大量の油で野菜を炒めて煮込まずに醤油や紹興酒などで味を整えようとしたりする。そこで中国人が作って美味しく感じる“日本式カレー”を目指して商品開発を行った。もちろん隠し味にリンゴとハチミツを使った「バーモントカレー」の中国版である。日本で人気が高いのは、熱でスパイスの香りを飛ばしまろやかなコクを引き出したタイプ。これに対し、中華料理では香菜などを用いるように、香りを前面に出す傾向が強くスパイスの刺激を強調している。試作の繰返しを40回以上行い2000人以上の中国人が試食した結果、81%の人が購入したいというレベルの味を実現した。
 ハウス食品は、2002年10月に、まずレトルトカレーを発売、中国では夫婦共働きが多く電子レンジで温めるだけのレトルトカレーは受け入れやすい。子供から人気に火がつき、最初にTVコマーシャルを見た子供が食べたいと言い出し、やがて親も自分達のために購入するようになった。次にカレー専門店。3号店まではハウスが出店したが2004年9月にCoCo壱番屋と組んで本格的な展開を開始(元々日本でも、壱番屋のカレーは壱番屋専用のカレーをハウスが出荷している)。そして2005年4月上海市でカレールー「百夢多カレー」を発売。
 1970年、ハウス食品はバーモントカレーで、国内トップの座を射止めた。この成功を中国の百夢多カレーで再現できれば、日本式カレーも“中国4000年の味”の仲間入りとなれるかもしれない。
(参考)日経ビジネス2005年4月25日・5月2日合併号
 「戦略-海外事業 ハウス食品 中国4000年の味に挑む」より

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